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中国茶を学ぶなら、どの講座がいい?経験別の選び方

おかげさまでTeamedia Online Schoolも講座の数が、だいぶ増えてきました。
そうなってくると、

「一体、私はどれを選んだら良いの?」

となることもあるかと思います。

そこで、改めてになりますが、それぞれの講座の特徴と中国茶に接した経験別に、オススメの講座をまとめてみたいと思います。
一般的な講座の選び方にも繋がる話かと思いますので、Teamedia Online School以外の講座を検討される際の参考にもなるかと思います。

< 目 次 >
良質な中国茶を飲んだ経験が、まだ少ない方
良質なお茶を飲んだ経験は相応にあるが、書籍やWebの情報に迷ってしまう方
専門店で書かれている情報を、もっと読み解きたい方
指導者資格を持っているが、教える自信が持てない方
関心のある部分を徹底的に強化したい方
おわりに

良質な中国茶を飲んだ経験が、まだ少ない方

まず、良質な中国茶を飲んだ経験が少ない方向けです。
中国茶を始めたばかりであるとか、近所のお店や旅行先で少し買って飲む程度とか、飲んでいるお茶は偏りがある(烏龍茶しか飲まない等)、ということであれば、

「中国茶基礎講座オンライン」

がダントツでお薦めです。

この講座の良いところは、40種類の一定水準以上の茶葉がセットになっているところです。

中国茶の品質というのはピンからキリまであります。
同じ名前のお茶であったとしても、安すぎるお茶では、そのお茶の持ち味が出ていないこともあります。
また、逆に高級すぎるお茶だと、味わいが繊細すぎて、初めての方にはよく分からないと感じられることもあります。
そのあたりの、ちょうど良い茶葉を選ぶというのが、実はなかなか難しいのです。

ところが、この講座であれば、それが40種も揃っています。
さらに、基本的に仕入れ先と金額を開示していますので、

日本国内では、どのくらいの価格で、どのような品質のお茶を買えるのか

という「相場感」を持っていただくこともできると思います。
実は多くの方が、この相場感をつかむまでに、多額の勉強代を支払っています(茶葉を買っては失敗、を繰り返すという経験)。
そこをショートカットできるので、かなり初期投資を抑えることができます。
※別途、Teamedia Salonの質問トピックなどで、お薦めのお店なども紹介しています。

もちろん、しっかりとした根拠のある知識を、VTRで何度でも確認いただけます。
より詳しく学んでいく上でも、まさに「基礎」をしっかりと作り上げて臨むことが出来るので、その後のステップアップも容易になると思います。

中国茶基礎講座オンライン

 

良質なお茶を飲んだ経験は相応にあるが、書籍やWebの情報に迷ってしまう方

ある程度、様々な良いお茶を飲んだ経験はある。
しかし、書籍やWebなどで書かれていることが、マチマチなので、何を信じてよいのか分からない・・・

となっている方も、意外と多いのではないでしょうか。

また、

教室などで一度勉強したのだけれど、そこで習ったことと書籍やWebの情報が噛み合わなくて、モヤッとしている

という方もいらっしゃると思います。

このような方であれば、ある程度、美味しいお茶を売っているお店は知っていたり、お茶の相場感は既にあると思いますし、お茶を淹れることにも抵抗は無いことでしょう。
おそらく、不足しているのは、正確な根拠のある知識の部分にあると思われます。

この部分を補完するためには、お茶の科学的な部分の学習と、お茶の”定義”が書かれている公的文書である「標準」の学習をするのが良いと思われます。
そこで、

「標準を読む」シリーズ

がオススメになります。

これまで、中国茶は個人の経験則を伝えるという形で、書籍やWebの情報は書かれており、また教室でもそのような内容を伝えることが多かったように思います。
しかし、現在の中国では、お茶の定義書に該当する「標準」と様々な科学的・学術的な見識に基づいて、お茶の指導が行われています。
学術的な裏付けを元にした知識を積み上げていくというのが、現地のスタンダードになっているわけです。

個人の私見や経験則、あるいはお茶の伝説のようなものをいくら繋ぎ合わせても、それは単なる蘊蓄の集合体です。
学術的、科学的に合理性が無いこともあり、それぞれの知識が繋がっていかないのです。

「標準を読む」は、中国茶のベースとなる知識を、いわゆる初心者講座のような形式ではなく、やや専門的な形でお伝えしています。
一度、どこかで学習をしている、茶藝師やインストラクターの資格を有しているので、「いまさら、基礎の勉強をするのは・・・」と感じている方でも、抵抗無く、基礎の学び直しが出来る講座かと思います。
中国茶基礎講座オンラインよりも、少しアッパーな講座という位置づけです。

標準を読む

 

専門店で書かれている情報を、もっと読み解きたい方

日本の中国茶専門店は、この20年ほどでだいぶ様変わりをしています。
以前は、さまざまな産地のお茶を幅広く取り揃えている、総合的なお店が中心でした。
しかし、近年では、ネットショップなどを中心に、特定の産地に特化したお店が増えており、情報の密度が従来よりもきめ細かく、それだけに複雑に見えるようになってきています。

たとえば、台湾烏龍茶ならば、従来は凍頂烏龍茶、阿里山烏龍茶、東方美人茶、文山包種茶、木柵鉄観音茶ぐらいの名前を覚えていれば、事足りたかもしれません。

しかし、最近では、それに加えて品種の情報であったり、発酵や焙煎の程度の違いであったり、産地のより細かな村や集落名が出て来たり、新しい製法のお茶が出てきたりと、複雑化しています。
武夷岩茶に関してもそうで、生産規模が拡大しているので、単純な品種の名前だけではなく、産地や発酵、焙煎程度の違いについて詳細な情報が、お店側から提供されるようになっています。

情報の解像度が上がっているので、慣れないうちは複雑で、少しとっつきにくさを感じてしまうこともあるかと思います。

こうした方にオススメをしたいのが、それぞれのお茶について詳しく切り込んでいく、

「中国茶研究講座」シリーズ

です。

この講座は、現在、日本の中国茶専門店などで、書かれている内容をある程度読み解けるくらいの知識と情報をお伝えしています。
また、それを経験に結びつけることが出来るよう、適切な茶葉サンプルも用意し、経験と知識の両方を整理して身につけるというものです。
特定の店舗の見方だけでは無く、より広い視点からの整理をしていますので、さまざまなお店で購入したい方には、基礎的なフレームワークとして使っていただける経験になるかと思います。

中国茶研究講座

 

指導者資格を持っているが、教える自信が持てない方

中国茶は資格ビジネスが盛んだった時期もあり、インストラクターなどの指導者資格や中国の茶藝師資格などを保有している方も意外と多くいらっしゃいます。
しかし、指導者資格を取得したからといって、実際に中国茶を教えているという方は、本当に少ないように感じます。

これには、明確な理由があり、多くの指導者資格講座は、短期間(数ヶ月~1,2年程度)で一定の知識と技術を伝えることに特化しているためです。
実際に教えようとすると分かりますが、

「知っていること」と「説明できること」は全く別のスキル

なのです。
何かを分かりやすく「説明する」というトレーニングを積んでいない限り、資格を取得しても、とても説明は出来ない、となるわけです。
これは、せっかく学んだことが活かせず、大変もったいないことだと考えています。

こうした方にオススメしたいのが、

講師力ブラッシュアップセッション

です。

教える力というのは、テーマを与えられて、それを実際に自分で説明することでしか、伸びていきません。
それを客観的な立場から、マンツーマン形式で「どこが伝え方で良くないのか?」「どこの知識が足りないから説明が出来ないのか」を個別に指摘していきます。
このようなトレーニングは最初はボロボロになってしまうものですが、回を重ねていくうちに、説明の勘所が徐々に掴めるようになります。
もし、こうした経験をしたことがない方であれば、急激な実力の向上が見込まれるはずです。

講師力ブラッシュアップセッション

 

関心のある部分を徹底的に強化したい方

色々な講座がありますが、ピタッと来る講座がない、という場合もあると思います。
たとえば、

・中国茶はいいから、台湾茶だけ学びたい
・現地のお店に行って、舐められないだけのテイスティング力を身につけたい
・美味しいお茶を淹れる方法を、もう少し詳しく知りたい
・時間があまり無いので、短期間で一気に学びたい

などのニーズです。
こうしたものについては、

パーソナルレッスン

で、ご対応できるものもあると思います。

残念ながら、いわゆる茶藝(美しい所作で淹れる方法)や歴史文化に特化したものなど、専門外で承れないものもあります。
しかし、それ以外の分野であれば、ご相談の上、使用する茶葉などを見積もって、どのくらいの期間と費用で実現可能かをお示ししたいと思います。

パーソナルレッスン

 

おわりに

Teamedia Online Schoolには、他で中国茶の勉強をしたことのある方も、数多くご参加いただいています。

そうしたみなさんが口を揃えておっしゃるのは、

モヤッとしていた部分が、すっかり晴れた

ということです。

中国茶は非常に奥が深く、難しいという印象があるようです。
また、巷に出回っている情報が錯綜していることも多く、いくつかの書籍を読むと、却って分からなくなるという現象も起こります。

これは冒頭にも申し上げたとおり、あくまで個人の経験に基づいた、記述や指導が多いためです。
Teamedia Online Schoolの講座は、できるだけ主観を排し、用語の使い方も独自解釈はせず、きちんと定義通りの内容でお伝えしています。
定義の拡大解釈や論理の飛躍があると、往々にして混乱を生みますし、他の先生方との知識の互換性も無くなります。

一方で、きちんと定義通りのお伝えの仕方をしていれば、そもそも、それほど複雑なスパゲッティ状態には、ならないはずなのです。
このようにして得られた知識は、互換性がありますから、学べば学ぶほど、厚みのある知識になっていきます。

これは当社の講座に限らず、当てはまることかと思います。
中国茶の講座を選ぶ際には、是非参考にしていただけると幸いです。

 

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